線状降水帯が頻繁に発生した夏
公開日:2024/11/5
こんにちは! リフォームハウスイワサキです。
私共では、地元沼津を中心に、三島、裾野、長泉、清水町、函南町、伊豆の国で安心安全大満足リフォーム&屋根外壁外回り&新築住宅を施工していきます!
数ヶ所からの雨漏りが発覚
今年の夏は例年になく雨が多く、というより線状降水帯が頻繁に発生し、そのために多量の雨が長期間に渡り降り続き、多くの地域に水害を及ぼしました。
現在、大規模なリフォーム工事物件を、8月の盆明けから行なっております。
鉄骨造2階建て住宅で、外壁が軽量気泡コンクリート ALC板張の仕様内容です。
外壁のALC板は縦張りで、幅が60cmのALC板とALC板のジョイント部分にバックアップ材を詰め、その上にコーキングを充填して雨仕舞処理をしています。
そして仕上げに塗装をし、外壁全体を塗膜防水で包み込み、雨の侵入を防いでいます。
塗膜防水のため、防水性能の耐用年数は長くても15年くらい。
もちろん15年を過ぎたから雨漏りがするという訳ではありませんが、それくらいを境に防水能力がガクンと低下していきます。
また、ALC板のジョイント部分のコーキングも経年劣化が始まり、硬化が進んでカチカチの状態です。
こうなると塗装面から雨が侵入し、目地ジョイントのコーキング部に雨が入り込み、建物の内壁等の木下地に雨水が侵入してきます。
この状態が“雨漏り”です。
室内に雨水が浸入
このケースは室内に雨漏りの症状が出ていなかったので“内部隠れ雨漏り”になります。
今回 “内部隠れ雨漏り”が判明したのは、部屋の間取りを替えたいために、床・壁・天井関係を下地から作り直すことになり、解体を初めて床・壁・天井の下地の内部が見えるようになったことで雨漏りが発覚しました。
今までに雨漏りの症状が分からなかったのは“内部隠れ雨漏り”が大きな点ですが、それと今年のような長期間による大量の雨です。
雨が降り、雨漏りしても少量で天気が続けば雨水は蒸発してしまいます。
また侵入した雨水がハケルいう点で、壁内や天井裏に断熱材のグラスウールを入れてなかった事で雨水がしみ込んでしまわなかった事が、今回のケースの場合、ある意味断熱材が入っていなかった事が、雨水がスムーズに壁内を流れ留まらせなかった事で、比較的早く乾燥している状態が幸いしていたのかも知れません。
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